People and Planet
心身の健康や環境への配慮を堂々とできるライフスタイルを求めて、私はNew Yorkへ旅立ちました。
ブルックリンで私が目にしたのは、自身が求めていたライフスタイルを実践する人々と、
それに相反するかのように、マチの隅に積まれるゴミの山でした。
消費大国アメリカを肌で感じる一方で、ヒトや地球へ配慮して生活する人々が多く存在したのです。
彼らのふるまいは、私のココロを突き動かしました。
自分は、この地球上に宿るひとつの存在だという再認識と、
信じたライフスタイルを貫きたいという思いが、私の心に去来しました。
経済の発展や、拡大する消費は資本主義の目印である一方で、
本当に良質なものを必要なだけ身の回りにおくライフスタイルを追求することが
間違いでないことをマチとそこに住む人々が証明してくれたのです。
自分と同様の意識のコミュニティが存在し、それは物理的に集合することでなく、
内面の繋がりそのものであることを理解させられました。
理念や主義が、これまでの価値観や文化、概念を超えて、繋がり存在しているのです。
3年間の滞在を経て、東京に戻ったいま、国境や言葉のボーダーを越えて、
このようなライフスタイルを、自身の活動やプロダクト・サービスを通じて、表現できたら嬉しい限りです。